女性特有のがん

患者

身体の様々な部位にできるがんですが、特に女性に多いものとしては乳がんが知られています。乳がんは単なる患者数だけでなく、進行してから発見される患者が多いとされています。重篤な乳がん患者が多い理由として、このがんの転移のしやすさが挙げられます。一般的ながんでは、がん細胞が大きくなってから全身に転移することが多いですが、乳がんでは初期のがん細胞が小さい時から全身に転移します。そのため、早い段階で発見されても他の部位に転移していることが多く、重い状態で乳がんが発覚するケースが増えています。年齢を問わずに発症する乳がんは、近年ではこの疾患を告白する芸能人も多く、啓発活動も多く行われていることも知名度の高さを支えています。

乳がんは圧倒的に女性に患者数が多く、乳房にがん細胞ができるため、進行した場合は乳房を摘出しなければならないケースが多かったです。しかし、医学の進歩によって乳がん治療が与える女性への負担は軽減されつつあります。最も大きな進歩として、切開部位の縮小化が挙げられます。がん細胞はレーザー治療のほか、患部にメスを入れて直接がん細胞を取り出す手術が行われます。しかし、この手術を女性の乳房に行うと、審美的・精神的な問題に繋がることが課題でした。近年では切開部位を最小限に留めながら手術を行えるほか、乳房の摘出範囲も小さく済むように研究が進んでいます。これらのように、女性にとって負担の大きいイメージだった乳がん手術は日々改善されつつあり、積極的に治療を検討することが大切と言えます。